Copy do not Copy.2

2016年06月30日

こんにちは、TOKOです。
昨日の続きを書かせていただきます。

私のデザインにはお受験向けだけではなく、
お子様がいらっしゃらなくても、独身でも、
若い会社員の女性であっても、
スモッキング刺しゅうを楽しんでいただくことが出来るように、

これからのスモッキングの可能性を含めて、
ご提案させていただくこともあるので、
時には簡単に作れそうな物を考えています。
私のブログが少しでもお役に立つのであれば、
とても嬉しいです。

販売する商品にいたっては、基本的にすべて1点ものですから、
同じものは存在していません。いつも微妙にわずかに違います。

ココ シャネルの言葉を借りるのであれば、
当時、コピーされまくっていたシャネルスーツを
あるパーティーで沢山の女性が着ていた時、
「ご心配には及びません、私が着ているスーツも
本物かどうか解りませんから・・」

辛辣なブラックジョーク!
このシャネルの言葉が大好きで、
すべてを物語っているような気がしています。

個人の間でパクった、パクらないなどのやり取りで済むのなら
まだ良いのですが、先日、中国から、スモッキングの工場がある。
と書き込みがありました。

それこそ、これとまったく同じものを作って!
そう言って、完成品を渡せば、生地のプリントから
全てにおいてコピーされて仕上がってきます。

情報化社会の現代においては、
あるいは会社名から製品まで
簡単にパクられてしまうこともあります。

工場で製造することに憧れもありますが、
いまは物が売れない時代です。

大量に製造され売れ残った衣類は一体どこに行くのでしょう?

町中にはとても可愛い洋服が溢れていて、
自分の存在はとても小さなものであることを
いつも思い知らされます。

アパレル産業の既製服と勝負をしようとは思いません。
昔からよくデザインだけして工場に製造を任せたら?と
言われてきました。

出資もしないで、無責任に口で言うのは簡単です。

私は自分で作るのが好きですし、
私の作ったものを手にした時、子供たちはとても純粋に喜んでくれます。

その特別な存在である人のために、
スペシャルな笑顔のために、

たとえ腕が腱鞘炎になっても、
沢山作ることが出来なくても、
私は私の作品に権利と価値を持たせつつ、
これからも、ご満足いただけるような、
作品を送り出します。

海外の雑誌にはとても出来そうもないほど、
沢山の技法が掲載されています。

1枚の布にかける技術と情熱は、
決してコピーされるものではない。と、思っています。

この記事の最後までしっかり読んでくださった方、
本当にありがとうございました。
明日からまた頑張って活動して参ります。

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