スモッキング刺しゅうを刺す時に、何を作るか、どんな生地を選ぶかで、
スモッキングのデザインや、刺しゅう糸の選び方も違ってきます。
時には使う糸の色を先に決めてから、生地やデザインを決めることもあります。
特に柄物の生地は、柄に入った色を中心に選ぶのが基本ですが、
時には冒険が必要な時もあります。
そういう時は、まあどんな色でも馴染みそうな生地でもあるので、
後になってもっと明るい色にすれば良かったかしら?
と後悔ほど深刻ではないものの、考えを巡らせることもあるものです。
人によって好みやセンスも違いますから、
こうした手作りの良さは、同じものが絶対に完成しないところが、
魅力の一つだと思います。
私がヴィンテージの手芸アイテムを活用するのも、
他にはない魅力があるからです。
今回は、そんな冒険の色選びです。
シックでとても落ち着きがあるグリーン系の布地
2008年のリバティです。
まだこれは3分の1ぐらいの完成度で、ここからまたさらに刺しゅうが入ります。
完成後にまたご紹介しますね。
使用したのはこちらの刺しゅう糸↓
Bucilla というアメリカの刺しゅう糸ですが、少し前のヴィンテージもの。
汚れや日焼けもなく、とても良い状態でしたので、使用してみました。
こちらは少しストックがあるので、SHOPでも販売しています。
詳しくは商品紹介コーナーでもご覧いただけます。
DMCの刺しゅう糸とは光沢があって、大変美しい仕上がりにはなりますが、
こうしたマット感のある刺しゅう糸も、それはそれで可愛いです。
刺しゅう糸を色で選ぶと、すでに廃番になっている色や、
窯違い(染色段階の工程)で同じ品番でも色見に微妙な違いがでるので、
面白いものですね。